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過去ログ


私が通ったカナダの全寮制高校のキャンパス

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「教育を科学する」理論を学んだスタンフォード大学

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[カリキュラムを考える]
2009年3月
 

3月は、いくつかの貴重な出会いをきっかけに、カリキュラムについて非常に考えさせられた月でした(*学校設立の経緯やめざす方向性についてはページ下のリンクから過去ログをご覧下さい)。

一つの大きな要因は、Wall Street Journal誌による世界のトップスクールランキングにも名を連ねるインターナショナルスクールの先生が来日されたことでした。私は彼と議論するまで、自らが過ごしたカナダの全寮制インターでの経験を踏まえて、国際バカロレア(IB)プログラムの導入を当然のものと考えていました。生徒の得手不得手に応じて選べる科目毎のレベル、数式よりも実験と論文が重視される物理の授業や、習得する言語のみを使う徹底した語学の授業…。IBプログラムは、20年前の私には衝撃的に斬新なカリキュラムだったからです。しかし、彼との4日間にわたる議論を通じて、IBをベースとしつつも新しい時代のニーズに則したより独創的な教授法の必要性を痛感しました(詳細は割愛します)。

その翌週。今度は「脳科学と教育」について研究されてらっしゃる物理学者の方とお目にかかる機会がありました。初等中等教育(の特に前半)においては、知識教育よりも情操教育や目的意識の醸成に力を入れるべきではないだろうか?母国語を大切にしつつ、外国語を複数習得することも可能なはずでは?といった私達の見解に、科学的根拠をもって賛同して頂けたのを大変心強く思いました。と同時に、そうした研究が進み、カリキュラム変革の定量的効果測定などとあわせて、より一層教育がきちんと「科学される」時代の到来を予感した一日でした。

今年秋には、(日本の学校としても認めて頂くために)特例校制度の申請をすべく文部科学省さんにカリキュラムを提出することになっています。あと半年。カリキュラムに関する議論がますます白熱しそうです。