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うつくしきフィリピンの島々から。  
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[宗教と貧困]
2007年9月
 


キリスト教・イスラム教の教えの違いを超えて、子どもや社会問題のために力をあわせていこうという動きが始まりました。ユニセフが支援する、Philippine Inter-Faith Network for Children(PHILINC)。

400年にわたるスペインの植民地支配の結果、国民の9割以上が敬虔なキリスト教徒となったフィリピン。キリスト教の社会的価値観の形成における影響は絶大で、またそれが故にイスラム教徒などの少数派との紛争も絶えません。私個人としては、ストリートチルドレンや青少年犯罪問題増加の根幹にあるのは貧困だけでなく家庭内の価値観の崩壊であるという確信を日に日に強めていますが、この国においてこの問題を解決するためには、宗教団体の方々のお力が不可欠です(そしてマスメディア!)。

一方で、「植民地支配のツールとして布教された宗教が『アジアの中のラテン国』と称されるフィリピン特有の国民性(敢えてどういう意味かは触れません)を造りだした」、「貧困層の爆発的な人口増を食い止められない原因となっている」とする意見も根強く、この国と宗教との関係の複雑さを改めて考えさせられます。