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[38%の"少数"民族]
2006年12月
 


フィリピンは、7000もの島々と100を超える民族が集まって構成されている国家です。しかし、その中で"少数"民族と呼ばれる人々が人口の38%を占めるということはあまり知られていません。彼等の大部分は山岳地帯に住み、教育や医療などの基本サービスへのアクセスが非常に限られた生活をしています。ミンダナオのある地域では、最も近い医療施設まで16キロもあり、馬や牛を持たない貧困層の人の中には、お産のために山道を歩く途中で亡くなる方が後を絶たないそうです。学校教育は、日常生活で殆ど使われることのないタガログ語と英語でおこなわれているため、子ども達の多くが内容を理解できていないと言われています。

写真は、ダバオ市郊外の山岳地帯に住むバジャオ民族の子ども達です(提供:ダバオ市)。農業を生業とする大多数の家計では子ども達が頻繁に農作業に駆りだされ、60%以上の子ども達が小学校を卒業する前にドロップアウトしています。非母国語で行われる教育と低い習得レベル、貧困と児童労働、限られた医療サービスと高い乳児死亡率。中央政府の目の届かないところにこそ、UNICEFのような機関の存在意義・活動意義があるのかも知れません。